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映画「プロジェクト FUKUSHIMA !」 [見にいった]

どうも修羅場ダメージからの回復に時間がかかるようになったなあ。
そんなわけでブログ更新の遅れについてはご容赦を。

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さて、先日UPLINK FACTRYで追加上映された
ドキュメンタリー映画「プロジェクト FUKUSHIMA !」観てきました。
4月の上映で見逃してしまったので再上映はありがたいす。

ドキュメンタリー作品で難しいのは
良くも悪くも作り手の視点というバイアスがかかってしまうことで、
撮り方次第では映像にどんな意味も与えることができるという危険性を含んでいる。

その意味でも「プロジェクト FUKUSHIMA !」を撮るにあたって
わかりやすいドラマや感情移入をつくらず、
淡々と客観的に映像をつないでいく藤井光監督の姿勢は興味深かった。
特に、これといった結末をつくらないラストは
“現在も進行中である「プロジェクト FUKUSHIMA !」”を象徴してるように思える。

反面、作品内での説明はかなり省かれているため、
「プロジェクト FUKUSHIMA !」について予備知識のない人には
不親切というか、わかりにくいところもあると感じた。
記録としての機能と作品としてのの完成度のバランスは難しいところですな。

アフタートークでゲストの五所純子さんが話していた
「自分たち(東京に住む人)は当事者じゃないってことを思い知らされた」
「表現をする人は被災地に行く人と行かない人に分かれたけれど、私は行かないことを選んだ。
 それ(行って作品をつくること)を(私は)しちゃいけない気がした」
という言葉が印象的だった。

2年目を迎える「プロジェクト FUKUSHIMA !」。今年も注目していきたい。
http://www.pj-fukushima.jp/
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