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「宇宙へ…」 [見にいった]

¥500キャンペーンに乗じて観てきました。
NASAの膨大な記録用フィルムを元に
「ディープ・ブルー」「アース」のBBCが制作。

うーん、とにかくNASAの50年史を駆け足で追った記録映画、
という印象は否めない。
通史的というか広く浅くという感じなので、
ドキュメンタリーとしての掘り下げ方には不満が残る。
宇宙開発競争の一方の雄であったソ連側のことはまったく触れられないし。
あくまでも“NASAの映画”ってことか…。

また、映像提供を画質の良いとは言えない
NASAの記録用フィルムに頼らざるを得ないこともあり、
前2作のような映像美は堪能できないのは残念なところ。
まぁ自由に撮影に行けるような場所ではないのでこれは仕方ないかも。

しかし宇宙から見る地球は、月は圧倒的に美しいし、
打ち上げ中の母船内部から撮影されたとおぼしき
加速用ロケットが切り離されて落っこちてゆく映像は生々しくてよかった。

印象的なのが開発初期の失敗に継ぐ失敗。
どれだけ入念なチェックを経ても爆発炎上しまくるロケット。
どれだけの犠牲を積んだのか。
飛行士やスタッフたちのヒリヒリするような緊張感は
淡々とした記録フィルムを通しても伝わってくる。

そして実のところ、巨大キャタピラに乗ってゆっくりと移動する発射台や
放棄された発射台の残骸の映像に個人的に萌え萌えだったなんて…
秘密ですよ(笑)。

「宇宙へ…」→http://www.we-love-space.jp/main.html

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